落下軽減天井[官庁施設の総合耐震・対津波計画基準 A類bランク、B類相当]
落ちていい天井は一つもない
ES天井下地は、組み立てるだけで落下軽減できる天井下地です。耐震性を持たせることを前提として開発したこの天井下地は、落下の主要因であるクリップを使用しません。縦横の部材を組み付けて、専用のハンガーで吊るだけで、脱落防止を考慮した天井としてお使いいただけます。
●簡単施工
ESクロスバーをESメインバーに差し込むだけで組立てられる簡単工法
ES天井下地は、落下の主要因のクリップを使用せず、専用のワンタッチハンガー(ビス止め)で取り付け
自主試験結果
天井が水平方向に壁に衝突する状況を想定し、ユニットを自由振子状に高さ200引き上げリリースして向かい側のH形鋼に衝突させる試験
天井が鉛直方向に壁の地震力を受けた場合を想定し、
ユニットの片側を、高さ200引き上げ リリースして天井面に衝撃力を加える試験
※その他の工法との比較、告示第791号「隙間なし天井」におけるユニット試験結果などは、お問い合わせください。
天井の基準と鋼製下地の関係
●JIS材の“適切な補強”とは?
特定天井対応
脱落防止を考慮したES天井下地に、専用のブレースを付けるだけで、告示特定天井※1やA類aランクの※2 天井に使用できる耐震天井下地です。
※1 H25年国交省告示第771号 ※2 R3年官庁施設の総合耐震・対津波計画基準
ES-SSS耐震天井下地は、ブレースを石膏ボード等の仕上げ材と構造躯体を直接的に結ぶことで、力の流れを単純化し、弱い部材を経由して耐力・剛性が低下することを徹底的に排除しました。その結果、軽量鉄骨天井下地で固有周期1.0秒以下といいう、大変剛性の高い天井を実現しました。告示では構造と一体となって挙動する安全な天井とされています。
※1 天井質量20㎏/㎡、吊り長さ1.5mの場合。ブレース数は吊り長さ、天井質量、天井形状などにより都度計算で求めます。
※2 吊り長さに大きく影響を受けます。クリアランスは案件ごとに告示簡易スペクトル法により都度計算で求めます。
※3 当社JIS耐震天井とES-SSSとの比較 [当社比]
※告示では新築案件や改修工事で確認申請を伴う場合は、計算ルートスペクトル法により水平震度や天井周囲のクリアランスを求めるため、構造適判を受ける必要があるとされています。確認検査機関により適判の要否判断が分かれる場合がありますので、あらかじめご相談ください。
染野製作所では、告示第771号および「建築物における天井脱落対策に係る技術基準の解説(一社 建築性能基準推進協会)」第II編天井及びその部材・接合部の耐力・剛性の設定方法に定められたユニット試験を実施できる試験装置を常設しております。
ES-SSS耐震天井のユニット試験結果の一例を以下に示します。
●試験体の仕様
●試験装置 染野製作常設試験機(油圧式静的・交番加力装置)
※吊長さ1500の場合のユニット試験結果の例。その他の吊長さについても試験を実施しておりますので、お問い合わせください。
※構成部材は案件状況などにより、表以外の部品を使用することがあります。また、予告なく改訂することがあります。
※構成部材は案件状況などにより、表以外の部品を使用することがあります。また、予告なく改訂することがあります。